カンボジア#22 キリング・フィールド
8月15日
カンボジア最終日
この日は18:15のフライトで帰路につくため
トゥクトゥクで市内観光巡り
まずはじめに
キリング・フィールドへ、
キリング・フィールドとは、
大量虐殺が行われた刑場跡の俗称
1976年から79年までポル・ポト率いる武装・政治組織クメール・ルージュ
がカンボジアの政権を担い
都市居住者を地方の集団農場へ強制移住させ
医者や教師などの知識階級や
幼い子供や女性などを殺害した
その犠牲者は、200万から300万とも
カンボジア人の3人に1人が殺害されたともいわれている
その後政権を奪われたクメール・ルージュは
タイ国境に潜伏したため
タイ国境付近に大量の地雷が埋められた
つい40数年前にカンボジアでは
そんな恐ろしいことが起きていた
キリング・フィールドには
殺害されたカンボジア人の遺骨や
写真などが展示されている
こいつがポル・ポト
クメール・ルージュはその後20年近くも
存続し続けた
その最中の1998年にポル・ポトは病死
クメール・ルージュに対する軍事裁判は
2006年に開始されたが
大半のメンバーは高齢化、あるいは死亡
70年後半の事件が、
30年近く経って裁判が始まるなんて遅すぎる
殺された人々が浮かばれないではないか
結局、いつも犠牲になるのは名もなき国民なのか
奇しくも8月15日 終戦記念日に
この場所を訪れたのも何かの巡り合わせなのか
戦争と平和について考えさせられる